_手の痛みについて・・・

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手の痛みについて・・・
 
手の痛みや障害は女性のお悩みとしては大変多く、かつ対処方法も明確に分からないまま時間の経過とともに症状の改善を待つ方が大半です。
手のこわばりから始まり、指などに運動時の軽度の痛みや違和感(むくみ)を覚え、手首の動きが悪くなる。このような症状の経過をたどる方が多く見受けられます。
最近はスマートフォンやパソコンの使い過ぎによりドゥ・ケルバン腱鞘炎なども増えてきています。
女性の手の悩みはホルモンの影響も強く受けるため当店では40歳以上の方も多く来店されております。
 

_このような症状にお悩みではないですか?

手をよく使う仕事をしており、手の平から指が痛くなる(自分で腱鞘炎を疑っている)
手から指にかけてしびれや痛みが出現する
手首の曲げ伸ばしで手首に痛みが出る

 
このような悩みを持った方々が多くおられます。
手は色々な状況で痛みが出る関節ですが、痛みの発生には必ず原因があります。原因があるということは治せる方法があるということです。
その原因を見つけ出し、その原因に対してリハビリを行えば改善していく可能性はとても高くなります。
同じ手の痛みでもどのような原因があるのかをご紹介致します
 
 

①手をよく使う仕事をしており、手の平から指が痛くなる(自分で腱鞘炎を疑っている)

手を よく使う方に多いのが腱鞘炎でしょう。自分で手を休めるとある程度の痛みからの回復が見込めるため痛くなってもそのまま放置する方が多いようです。一度手の中で炎症症状が起こると腱鞘などに癒着が生じ、腱の滑走性が低下し、今まで起こらなかった負荷で再び腱鞘炎が再発したりということも多くはありません。
そのような方は『癖になった』などとおっしゃられる方もいますが、癖になる原因が必ずあります。一度きちんと治療して手の負担をしっかりと取ってあげることも大事になってきます。
 
 
 

②手から指にかけてしびれや痛みが出現する

手や指に一番多いのは手の中で正中神経が圧迫されることで生じる手根管症候群ではないでしょうか?正中神経の障害による手のしびれは手の 親指側~薬指の半分にかけてしびれが出現するのが特徴です。
妊娠・出産期や更年期など女性に一番多くはっきりとした原因もなく発症する特発性手根管症候群の方も多く来店されています。女性ホルモンや自律神経の乱れにより滑膜性の髄鞘のむくみが原因と考えられています。手根管内圧があがり、圧迫に弱い正中神経が扁平化して症状を呈すると考えられています。
同じ手の痛みでもさまざまな原因があるため何が原因で不具合が出ているのかをしっかり解明し、リハビリを行っていく必要があります。
 
 
 

③手首の曲げ伸ばしで手首に痛みが出る

手の中の骨間筋が固くなることで手首の動きが悪くなることがあります。日常生活であまりにも手を握る動作が多くなり、指を伸ばしたり、手首を返すといった動作が少なくなり手の中の筋肉 が硬くなり手首の痛みやつまり感が出ることも多いです。これらを放置した結果、腱鞘炎や手根管症候群へと症状が移行する方も多くいます。
筋肉が硬くなると、筋収縮(活動の低下)が行われなくなるため、血流が滞りやすくなったり血管が圧迫され血液循環が悪くなります。そうなると腰周囲の血液の循環が悪くなり、血液の渋滞が発生すく、血液中に含まれる酸素や栄養分が筋肉に十分に供給されにくくなります。結果的に手の筋肉が働きにくい環境になってしまい症状が出現してきてしまします。
同じ手の痛みでもさまざまな原因があるため何が原因で不具合が出ているのかをしっかり解明し、リハビリを行っていく必要があります。

_その他の手のトラブル

手指の先がこわばる、痛んで腫れる、変形してくる、など関節リウマチに似た症状が出る病気に、手指の変形性関節症があります。
更年期以降の女性に多くみられるため、女性ホルモンの変動と関連して起こるのではないかともいわれています。
手指の変形性関節症には起こる部位によって「へバーデン結節」、「ブシャール結節」、「母指CM関節症」などがあります。
 
●へバーデン結節
指の関節の一番末端の関節に起こるも のをヘバーデン結節といいます。
手指の変形性関節症の中ではもっとも多く見られるもので、女性の発症頻度は、男性の10倍にも及びます。最初は手指のこわばりからはじまって痛み、腫れ、熱感などの症状がでてきます。進行すると指が伸びなくなったり、指が横に曲がった状態でかたまってしまったりします。
また、人によっては「粘液腫」が形成されることもあります。(ゼリー状の物質がたまり、水ぶくれのようなもの)
 
●ブシャール結節
指先から二番目の関節に起こる場合をブシャール結節といい、へバーデン結節に伴って起こることが多くあります。
関節リウマチはこの関節に起こることが多いため、この部分 に症状が出たときは、関節リウマチかどうかを見分けることがとても重要です。
症状は、へバーデン結節と同じで、関節のこわばりや痛み、腫れ、変形などがでてきます。
 
●母指CM関節症
親指の付け根に起こるものが母指CM関節症です。親指が痛むと、ものをつまむことができにくくなります。
そのため、ドアノブノブをまわしたり、はさみをつかったり、瓶のふたをあけるといった日常の簡単な動作が困難になり、生活上いろいろと不便がでてきます。
 
治療
手指の変形性膝関節症の多くは、2~3年で進行が止まり、痛みもとれてきます。
時間とともに進行が止まったり、症状の固定化が行われ始めのころの 痛みや違和感は減少しますが、手の変形を一度起こしてしますと変形自体の改善は困難になります。初期症状からの治療で関節変形を最小限にする必要があります。