_扁平足について・・・

足の裏に土踏まずがなく、真っ平らな足の状態をいいます。扁平足になると・・・
 
・バランスが悪くなる
・膝が内側に痛みがでる
・足底の機能が低下しふくらはぎなどの負担が大きくなる
・外反母趾になりやすく、母趾の機能が悪くなる
・カラダの力が入りにくくなる
 
といった弊害が出現しやすくなります。
扁平足は放置しておくと進行し、いろいろなトラブルをカラダに引き起こします。さらに足の痛みは、カラダの様々な部位に影響を及ぼし、最終的には歩くことがおっくうになり運動不足を引き起こてしまいます。

_このような症状にお悩みではないですか?

扁平足って何?
大人になってから扁平足になってきた気がする
扁平足と外反母趾の関係性がわからない
インソールって何?
 
 

①扁平足とは

扁平足とは足の裏の「土踏まず」がない状態。足裏にあるべき綺麗なアーチが落ちてしまっている状態です。生まれた時点では誰もが扁平足であり、多くの場合は8~10歳頃には土踏まずのアーチが形成されていきます。
しかし、その時期に土踏まずができないと扁平足といわれます。
また、形成されたはずの土踏まずがなくなってしまうこともあります。
遺伝的要因によって扁平足になる人と、足の筋力や靭帯の強さや怪我が関係して後天的に扁平足になる人がいるのです。
よく最後の隠れ扁平足の方が多くいらっしゃいます。これは片足スクワットをしたときや、片足を大きく前方に出した際に土踏まずが崩れることで膝が内側に入りやすい人に多いです。扁平足は着地の衝撃が大きく、立ち仕事や歩行・走行時に足が疲れやすくなってしまいます。足のリハビリで扁平足になった原因を改善しないと問題は解決されないことが多いです。
 
 
 

②大人になってから扁平足になってきた気がする

大人になってから扁平足になってしまう大きな原因の一つとして、内反捻挫(足を内側にひねること)が挙げられます。
内反捻挫をし、足関節の靭帯が緩んでしまった状態のまま動き続けると、歩くときに外側に荷重をかけるとまた足関節内反捻挫をしてそうになるため外側に荷重をかけたくない体になってしまいます。
また捻挫をしてしまうかもしれないという恐怖感から足裏の荷重を内側にかけて動こうとしてします。
そうなると足関節は常に内側に倒れてしまいやすくなり内側の靭帯も緩んできてしまいます。
足関節の内側の靭帯が緩んできて足が内側に落ちてきてしまう状態になり扁平足になってきてしまうのです。
また、運動不足により足の筋力低下によってアーチを維持することができなくなったり、足に合わない靴の使用、急激な体重増加も扁平足になる原因の1つです。なにが原因で扁平足になったのかを見極めトレーニングやインソールなど適切な治療をしていくことが大切です
 
 
 

③扁平足と外反母趾の関係性がわからない

扁平足になると歩行時の荷重が内側に変位してしまい母趾の内側で蹴り出しを行ってしまいます。
扁平足の方で外反母趾の方の足を見てみると親指の内側、もしくは母趾球の内側が皮膚が硬くなっている状態が良く見受けられると思います。
この硬くなっている部分は歩く時の蹴り出し時にその場所で蹴っていてストレスが多くなっている場所になります。
そのため扁平足がひどくなり、内側荷重で歩くようになると蹴り出しが第2趾での蹴り出しから母趾の内側での蹴り出しになってしまい、母趾への外反方向へのストレスが増大し外反母趾になってしまうのです。
また、そのような蹴り出し方をしていると、母趾への外反方向へのストレスが増大して靭帯が緩み、外反母趾を助長してしまいます。まずは親指への負担を減らす対策が必要となってきます。
 
 
 

④片側の痛みをかばっていたら逆の膝が痛くなった

例えばもともと左足が痛くて体重をかけれない状態で歩いていると、左足をかばった姿勢での歩行になり右足が痛くなったり、腰が痛くなったりします。この様な状態の痛みではかばって痛くなった膝をリハビリしてもうまくいかないことが多いです。
この様な場合はもともと痛みが出ていた方の足(この場合左足)をしっかりリハビリし、痛みなく体重をかけれる様にすることが必要となります。しっかり痛みなく体重をかけれると逆の足をつくときにゆっくり足をつくことができ、
衝撃が少なくなります。そのため負担が軽減するので痛みも無くなってくることが多いです。痛みがある足ではなく、逆の足が原因で痛みが出ていることも多いため必ず見ておかなければなりません。
 
 
 

インソールって何?

インソールとは靴の中に入れる中敷きのことです。アーチを支えて、足のバランスの崩れを正す目的があります。扁平足の方は内側に重心が変位し、カラダのバランスが崩れやすく、歩き方も足が内側に崩れてしまうことが特徴です。これには「捻挫したことによって外側に体重をかけたくない」、「運動不足や体重増加によってアーチを保つことができない」「自分に合わない靴(大きすぎる・窮屈)を履き続けた」など様々な原因があります。
そんな内側に重心が変位してしまった姿勢や歩き方を戻してくれるのがインソールです。
インソールには足底板が挿入されており、この足底板によって身体のズレが整えられることで筋肉が正しい位置で機能することができます。そうなると筋肉が働きやすくなるので楽に、無理なく歩いたり、運動をしたりすることができるようになります。